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山陰山陽をつなぐ国道373号を北上ドライブ!のんびりと鳥取市を目指そう

山陽地方から鳥取市を目指すルートはいくつもありますが、国道373号を北上し、里山エリアの観光地をめぐりながら、のんびりドライブ!時間を気にしない鳥取市までの車旅をご提案します。

山陰山陽をつなぐ国道373号を北上ドライブ!のんびりと鳥取市を目指そう

国道373号で鳥取へ!

山陽地方と山陰地方を結ぶ国道373号は国道29号と53号の間に位置し、鳥取自動車道や智頭急行に並行する道路です。鳥取自動車道を進めば最短ルートで鳥取市まで目指すことはできますが、一般国道ならではの日本の原風景のような景色や、鳥取藩を始め山陰地方の各藩が参勤交代路として利用した街道などともかさなり、歴史的な旧跡なども多く見られるため、時間を気にせずのんびりと北上しながら鳥取市を目指すドライブルートとしてもおすすめです。

智頭急行と並走する里山風景

智頭急行の路線と並走する箇所も多い国道373号。少し道を外れて車を停めて、智頭急行を走る「特急スーパーはくと」や、イベント列車「あまつぼし」、普通列車と里山の風景を写真におさめてみてはいかがでしょうか?鳥取自動車道では難しい、一般道でのドライブならではの楽しみ方もあります!

宿場町としても栄えた町並みを走る

江戸時代に鳥取藩を始め山陰地方の各藩が参勤交代路として利用した因幡街道。中でも智頭往来といわれる志戸坂峠を越えるルートは、国道373号にほぼ相当するため、数多くの宿場町が存在しました。

現在でも、兵庫県佐用郡佐用町の「平福宿」、岡山県美作市の「大原宿」、鳥取県八頭郡智頭町の「智頭宿」など、今でもその面影を感じ取れる町並みが存在します。

平福宿
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江戸時代初期、池田氏により城下町として整備され、一国一城令により利神城が廃城となったため、わずか30年で城下町としての用を終えた「平福」。その後、陣屋や鳥取藩本陣が置かれ因幡街道有数の宿場町として栄えました。街道沿いには、千本格子やウダツ、なまこ壁といった意匠が残る屋敷、土蔵群が残ります。
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大原宿
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鳥取(因幡)から姫路(播磨)までを結び、古くから経済、文化、政治に、あるときは軍事的にも利用された因幡街道。
その宿場町として発展してきた歴史を持つ古町の中心部には「本陣」、「脇本陣」の遺構が現存しています。
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智頭宿
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江戸時代、参勤交代で江戸へと向かう鳥取藩の最初の止宿であり、藩主の宿泊や休憩の場となる御茶屋、奉行所、制札場が置かれていた智頭宿。
宿場町として栄えた往時から現代へと続く歴史の重なりを感じられる智頭往来を歩くと、一般的に酒蔵に提げられる杉玉がそこかしこの民家の軒先に飾られていることに気づくでしょう。
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日帰り温泉や、温泉街で一泊も

途中の温泉を楽しむのも、のんびりドライブだからこそ。国道373号の作用ICから中国自動車道を使えば30分ほどで、岡山県美作市の温泉街「湯郷温泉」へ行くことも。無料の足湯や日帰り温泉施設、温泉宿もあります。

また、岡山県英田郡西粟倉村には「あわくら温泉」があり、日帰り温泉施設「湯~とぴあ 黄金泉」や温泉ゲストハウス「あわくら温泉元湯」で温泉に浸かることもできます。

湯郷温泉
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湯郷温泉は、約1200年前の平安時代に、慈覚大円仁法師が1羽の白鷺が足の傷を癒している姿を見て発見したと伝えられ、別名「鷺の湯」として親しまれる「岡山県美作三湯」のひとつです。
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湯~とぴあ 黄金泉
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鳥取自動車道西粟倉ICから車で約3分、智頭急行「あわくら温泉駅」から徒歩15分、中国地方随一の弱放射能冷鉱泉(ラジウム温泉)が楽しめる、あわくら温泉の日帰り温泉施設。
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あわくら温泉 元湯
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日帰り入浴もできる天然温泉のあるゲストハウス。あわくら温泉の源泉は14度のラジウム泉のため、西粟倉村の間伐材から作った薪を使い温められます。お風呂には入浴剤ならぬ入浴木が浮かべられ、ヒノキの香りが広がります。
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ドライブの休憩は道の駅で

ドライブには休憩も大切。そんなときは、地元の特産物やお土産を買うこともできる道の駅へ。国道373号にある、佐用町の「道の駅 宿場町 ひらふく」、西粟倉村の「道の駅 あわくらんど」 はレストランのメニューも充実しています。

道の駅 宿場町 ひらふく
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農産物直売所、お土産処、お食事処、サイクルステーションがあり、佐用町として有名な自然薯やもち大豆、ひまわりなどの農産物や加工品が並びます。
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道の駅 あわくらんど
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売店には地域の特産物や銘菓が並び、地元農家の新鮮野菜や果物の販売も行っています。レストランは鳥取県の大山地鶏を使った大山地鶏カツ定食をはじめ、季節限定の特別メニューなども提供されています。
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智頭駅からローカル鉄道の旅もおすすめ!

国道373号は、智頭町で国道53号につながり、そのまま北上することで鳥取市に着くことができますが、智頭駅に車を停車して、ここからはJR因美線で鳥取駅を目指すローカル鉄道の旅もおすすめです。

特急に乗れば約30分で到着しますが、あえて普通列車に乗って50分の車窓から見る風景を楽しむのも、里山エリアならではの楽しみ方です。

Column

電車に乗り換えるなら「諏訪酒造」へ

智頭駅から徒歩10分ほどのところにある、江戸末期から続く鳥取県最古の蔵元「諏訪酒造」。お気に入りの一本をじっくり選べる試飲カウンターもあり、車を置いて電車に乗り換えるからこそ楽しめる、日本酒好きは絶対に立ち寄りたいスポットです。

電車に乗り換えるなら「諏訪酒造」へ