岩美町の歴史&観光スポット特集!

岩美町にある歴史スポットを紹介します!

かつての様子に想いをはせながら、各スポットに滞在してみませんか?

岩美町の歴史&観光スポット特集!

1200年の歴史を感じる名湯「岩井温泉」

岩美駅から車で約10分、穏やかに流れる蒲生川のほとりに湧いているのが岩井温泉です。


開湯から1200年の歴史を持つ山陰最古級の温泉はホンモノの源泉かけ流し。

ちょっと熱めのお湯は神経痛やリウマチ、婦人科疾患に良いとされています。

岩井温泉に伝わる奇習「ゆかむり」は、江戸時代末期から始まったとされ、少しでも長く湯につかり効能にあやかるためとも言われています。

まだまだ肌寒い日もあるこの季節、温泉に浸かってホッコリするのはいかがですか?



歴史の道「山陰道-蒲生峠越」

国道9号脇から伸びる古道は、新温泉町千谷から岩美町塩谷へ通じる道「蒲生峠越」として利用されてきました。

現在も石畳が残り清水が湧き出るなど、往時をしのばせる道です。

1996年(平成8年)には歴史の道百選に指定され、2005年(平成17年)には国の史跡に指定されました。


交通の難所「駟馳山峠の石畳」

鳥取市と岩美町の市町境にそびえる山「駟馳山」は、古くから交通の難所とされていました。


旧山陰道の駟馳山峠は、雨が降ると地面がぬかるんで滑りやすく、馬も越えることが難しいほどでした。

1811(文化8)年に、備前国の多十郎という六部(諸国を遍歴する僧)がこの地方にやってきたとき、この難所に出会い、一念発起して石畳道をつくることを決心しました。

そして、鳥取や倉吉の多くの有力者の協力を得て、およそ1年で石畳道が完成しました。


石畳道は152mが現存しており、当時の往来を偲ばせます。