鳥取名物 生姜(しょうが)せんべい

鳥取県東部の代表的なお菓子に「生姜(しょうが)せんべい」があります。

起源は江戸時代後期とされていますが定かではなく、明治後期には鳥取市内のあちこちで生産され、長く庶民の味として親しまれてきました。 

緩やかな波状は砂丘の風紋を、刷毛でさっと塗られた生姜砂糖は砂丘にうっすらと降り積もった雪を連想させます。

今でも生産を続けているのは、主にいずみ屋製菓、城北たまだ屋、宝月堂、秋田玉栄堂 の4店舗で、どこも昔ながらの製法にこだわり、1枚1枚手作業で手間暇かけてつくられています。

鳥取で民芸運動を繰り広げた吉田璋也は、焼く、曲げる、塗るという全工程を職人の手で行うことで、民芸せんべいという概念を定着させました。

鳥取名物 生姜(しょうが)せんべい

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パリッとした食感にサクサクと口どけのよい生姜せんべいですが、店ごとに砂糖の配分や曲げる角度などに個性があります。食べ比べをしてみてはいかがでしょうか。

いずみや製菓
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昭和23年の創業時より焼き続けられている生姜せんべいです。素朴でやさしい伝統の味です。
公式オンラインショップ
城北たまだ屋
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ピリッと爽やかな辛さと、口どけの良さが特徴です。鳥取県産生姜(鳥取市鹿野町)を使用した自家製蜜を1枚ずつ丁寧に刷毛引きして仕上げています。
公式WEBサイト
宝月堂
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鳥取市気高町の瑞穂生姜を使用し、先人の思いを継承すべく、変わらぬ製法で、一枚一枚手作業で仕上げております。
公式WEBサイト
秋田玉栄堂
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波生姜せんべいは、甘さ控えめで生姜の味が映える味付けです。農林水産大臣賞受賞
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Column

鳥取市気高町の生姜

鳥取市気高町は古くから生姜の産地で、約400年以上の歴史があるといわれています。その歴史は、鹿野城主の亀井玆矩(これのり)が朱印船貿易により東南アジアから生姜を持ち帰り、この地で栽培を推奨したことが起源とされています。気高町の生姜は、栽培方法が独自のもので、辛味や香りが強く、希少な生姜として知られています。収穫した生姜は、横穴を利用した貯蔵庫「生姜穴」で半年以上貯蔵、サラサラの土の中で熟成されることで、生姜の美味しさをさらに引き出しています。      

鳥取市気高町の生姜
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