【1泊2日】鳥取にあるレトロな町並み・建築物を散策しよう!
鳥取市と周辺の町にある風情ある町並みや歴史ある建築物。各エリアで車を停めて、のんびり歩いて散策するモデルコースです。
- 所要時間
- 2日間
- 交通手段
- 車・徒歩
道の駅若桜 桜ん坊(ランチ)
若桜町の素材にこだわったメニューを食堂で
「桜ん坊」は、道路状況や周辺イベントなどの情報コーナーや、広く清潔なお手洗い、授乳室、喫煙所、バイカーにうれしい屋根付き二輪駐車スペースなど、あると嬉しい設備が整った道の駅です。
休憩にはもちろん、物販所には精巧な工芸品や絶品吉川豚の加工品、町内で生産された新鮮な野菜・果物など、若桜町ならではの特産品が勢ぞろいしているので、観光やお土産選びにもオススメです。
併設の食堂では極力若桜町産の素材にこだわったメニューを提供しており、鹿ラーメンや鹿すき丼など、ジビエ料理も気軽にご注文いただけます。若桜町のおいしいを詰め込んだお惣菜やお弁当も物販所にて販売しています。
また、若桜鉄道若桜駅の裏手に立地しているので、タイミングが合えばSLが走行する姿を見ることができます。
若桜宿
インスタ映え、間違いなし! 城下町、宿場町として栄えた歴史情緒ある街並み
若桜宿はかつて、若桜鬼ヶ城の城下町として整備され、江戸時代以降は鳥取と姫路を結ぶ若桜街道と伊勢道の宿場町、商業都市として発展しました。
しかし明治の大火で若桜宿のほとんどが焼き尽くされてしまい、これにより地域の取り決めで、裏通りは土蔵以外の建物や人家を建てることを禁止、本通りは道の拡幅のために、ひさし(仮屋)を下げることなどが決められました。
その結果、今日のように蔵がまとまって建てられている「蔵通り」や昭和初期までは約800mのひさしが続いていた「仮屋通り」が誕生しました。
各通りの横を流れる若桜町のきれいな清流とあいまって、格好の散歩道となっています。
若桜民工芸館
古民家に約2,000点の土鈴が集う
昭和おもちゃ館
昔懐かし駄菓子やおもちゃを販売
若桜駅 カフェretoro(カフェ)
若桜駅のレトロなカフェでひと休み
岩井ゆかむり温泉(宿泊)
効能と人情味たっぷり 山陰最古級の温泉
岩井温泉は、1200年の歴史を誇る山陰最古級の温泉で、「湯かむり」という頭に手ぬぐいを乗せ、柄杓で湯をかむるという江戸時代から伝わる珍しい風習があります。
中国山地に源を発す清流、蒲生川(がもうがわ)に沿った温泉街は、穏やかで素朴な情緒に包まれており、優れた温泉地の証である「国民保養温泉地」に指定されています。
岩井温泉を代表する「ゆかむり温泉」は、49.8℃の源泉が駐車場の一角から湧いており、湯船でちょうど適温になる、100%源泉かけ流しの共同浴場です。地元の人はもちろん、県内外から訪れる多くの人に親しまれています。
仁風閣 ・宝扇庵・宝隆院庭園
日本庭園と調和するフレンチ・ルネッサンス基調の白亜の洋館
「仁風閣 長期休館のお知らせ」
仁風閣は2023年12月29日(金)より約5年間、文化財保存修理工事のため長期休館しています。
その間、仁風閣敷地内にある宝隆院庭園と宝扇庵は引き続きご利用いただけます。
(2024年12月3日更新)
~日本100名城スタンプ押印と御城印・武将合戦印の販売をご希望の方は、仁風閣正門敷地内ガイダンス施設「鳥取城跡・仁風閣 展示館」で対応しています~
ただし、毎週月曜日は「鳥取城跡仁風閣 展示館」がお休みのため、下記で対応いたします。
電話:0857-36-3767
営業時間:9:00 ~ 19:00<定休日:12月31日、1月1日>
<日本100名城スタンプのみ>
◆鳥取県立博物館 ※鳥取城跡仁風閣 展示館が休館で、鳥取県立博物館が開館している場合
電話:0857-26-8042
営業時間:9:00 ~ 17:00<定休日:月曜 ・ 国民の祝日の翌日※月曜が祝日の場合は翌平日・年末年始(12月29日~翌年1月3日)>
◆「鳥取市役所本庁舎」
代表電話:0857(22)8111
鳥取城跡に建てられた仁風閣は、明治末期に建てられた当時の最先端技術がつまった国指定の重要文化財。大正天皇が皇太子時代に山陰を訪問された際に宿泊された場所として、当時の様子がそのまま展示されています。世界的にも珍しい柱のないらせん階段からは、建築技術の高さを伺えます。
芝生広場向かいの宝隆院庭園は、江戸時代後期に造園された池を回遊する日本庭園。鶴をかたどった池に、亀島が浮かんでいます。庭園の隅にある茶室「宝扇庵」は、鳥取城の一部として唯一現存している建物で、「扇御殿化粧の間」として江戸後期に建てられました。
桜や紅葉が美しい久松公園とセットで、多くの観光客が訪れる人気スポットです。
城下町とっとり交流館 髙砂屋
国の有形文化財にも登録される歴史的建造物
鳥取藩主池田光政とともに鳥取に移住した御用商人の髙砂屋池内家を、歴史的建造物として保存し、まちの記憶として活かし続けるよう鳥取市が整備したもの。鳥取大震災や鳥取大火を経て、中心市街地に今なお現存する数少ない商屋で、店と蔵と庭が一体で残っているのは貴重で、店舗棟は2007年7月に国の有形文化財に登録されました。
1階では鳥取県民工芸品が販売されている他、喫茶室もあり鳥取和牛味噌煮込みカレーをはじめ、コーヒーやジュース、フルーツみつ豆が提供されています。
2階の部屋は無料で見学ができます。さらに希望者は有料で借りることができ、会議やワークショップ・ヨガなどに使われています。また、家財蔵は髙砂屋ギャラリーとして、小学生から一般を対象とし無料で貸出されているなど、髙砂屋は歴史的建造物でありながら市民にとって身近な建造物でもあります。
智頭町総合案内所 暮らし屋
智頭宿を着物でお散歩体験
JR智頭駅の目の前にある、観光協会事務所や特産品の展示販売コーナー等を兼ね備えた施設が「智頭町総合案内所 暮らし屋」です。
館内は1階が観光案内、移住相談窓口、特産物を扱う販売所で、2階はWi-Fi完備のコワーキングスペースとなっています。
徒歩圏内には智頭町を代表する「智頭宿」や「石谷家住宅」などの観光スポット、車で10分で「板井原集落」、15分ほど走れば「みたき園」などの素敵なお食事処もあり、Work×Vacationに最適な施設です。
コワーキングスペースは、智頭杉を使ったテーブルやソファーなど、オシャレで清潔感のある空間。
また、レンタサイクルや、着物の貸出しから着付け、コーディネートまで込みの「智頭宿を着物でお散歩体験」も承っています。趣のある宿場町を着物で歩く‟映え”間違いナシの人気コンテンツ、ぜひご体験ください。
1階カウンターではカフェ営業も行っています。観光の前に、空き時間に、気軽にお立寄りいただき、ほっと一息ついていってくださいね。
智頭宿
古きを温めて新しきを知る レトロ×モダンな宿場町
江戸時代、参勤交代で江戸へと向かう鳥取藩の最初の止宿であり、藩主の宿泊や休憩の場となる御茶屋、奉行所、制札場が置かれていた智頭宿。
宿場町として栄えた往時から現代へと続く歴史の重なりを感じられる智頭往来を歩くと、一般的に酒蔵に提げられる杉玉がそこかしこの民家の軒先に飾られていることに気づくでしょう。こちらは”杉のまち”智頭町ならではの光景で、他の宿場町では見ることができません。
レトロなだけでなく、町屋をリノベーションしたモダンな新店舗も続々オープンする智頭宿の、風情ある景観と新しさが同居する”ハイカラ”な街並みもお楽しみください。
国指定重要文化財 石谷家住宅
広さ3,000坪! 商家のお屋敷と美しい日本庭園
江戸時代から300年以上続く商家である石谷家。林業で財を成した石谷家が、国内の銘木、最高の施工技術で建築した「石谷家住宅」は、重厚な大門、3,000坪という広大な敷地、部屋数が40以上ある邸宅、7棟の蔵、そして美しい日本庭園を有し、江戸~昭和という長い歴史の重なりを表現した貴重な和風建築として国の重要文化財に指定されています。
母屋に沿って立つ3つの蔵はギャラリーとして利用され、季節ごとに石谷家収蔵の名品や地元作家の作品などを入替えての展示が行われます。広い土間や座敷では講演会やコンサートなどが開催されることも。展示・イベント情報は公式WEBサイトや公式SNSなどでご確認ください。
※当施設はバリアフリーではございませんので、建物内で車椅子はご使用になれません。あらかじめご了承ください。
※【秋の特別庭園公開】のイベント期間を除き、お庭に降りる事は一切出来ません。
庭園の見える喫茶室(ランチ)
石谷家住宅の中にある喫茶室
美しい庭園を眺めながら食事ができる喫茶室。定番メニューの「旬菜カレー」や季節メニュー、コーヒーやケーキセットなど、県内の陶芸家の作品で提供されます。
- 住所
- 八頭郡智頭町智頭396
- 電話番号
- 0858-75-3500
- 営業時間
- 10:00~17:00(最終入館 16:30)
- 休業日
- 水曜日
※祝日の場合はその翌日
年末年始(12月28日~1月3日)
西河克己映画記念館
国有形文化財の洋館は名作フィルムの宝箱
趣のある塀に囲われた敷地に佇む国登録有形文化財の洋館は、智頭町出身の映画監督、西河克己の映画関係資料を展示し、日本映画の黄金期を支えたその業績を讃える映画記念館です。
「青い山脈」「伊豆の踊子」「絶唱」などのポスター、台本、スチール写真や、多くの俳優、映画人からの手紙などを見ることができます。
また、2階はミニシアターとして利用でき、貴重なフィルムを堪能できる映画ファンにとってこの上ない空間となっています。
同じ敷地内に建つ塩屋出店も国登録有形文化財で、石谷家の分家であり、商家風の町屋内部は無料で見学することができます。街道に面した一角では定食メニュー中心に営業中の食事処「たけよし」で食事ができます。
諏訪酒造
江戸末期から続く鳥取県最古の蔵元
大きな杉玉が目印、「梶屋」の屋号を智頭宿に掲げる鳥取県最古の酒蔵「諏訪酒造」。その始まりは江戸末期で、蔵人達は「天のない酒造り(酒造りにはこれで完成・終わりはなく、日々努力を重ねねばならない)」を規範とし今日まで脈々と酒蔵を繋ぎ続けてきました。
銘酒「諏訪泉」や、漫画「夏子の酒」に登場した大吟醸「鵬」、お酒好きから大絶賛の熟成原酒「満天星」など定番の商品から、智頭町出身の映画監督西河克己監督作品の名を冠した「絶唱」、星が綺麗に見られる県として知事が名付けた「星取県」オリジナルラベルの「満天星」などお土産にぴったりのご当地商品も取り揃えています。
お気に入りの一本をじっくり選べる試飲カウンターもあり、日本酒好きは絶対に立ち寄りたいスポットです。
漫画「夏子の酒」の原画も店内に数多く展示してあるので、ぜひお酒と併せてご覧ください。