鳥取市観光サイト

うどんの出汁の中に中華麺が浮かぶ素ラーメン。素というだけあって、具はもやし・刻みネギ・天かすに薄く切ったかまぼこ１枚。これにしっかりと胡椒をかけて食べるのがスタンダードです。

昔、中華そばは高いけど食べてはみたい。そんなお客さんのリクエストに応えようと自前のうどん出汁に中華麺を入れたというのが始まりとも言われる素ラーメン。（諸説あり）それを提供したのが若桜街道商店街の路地を入ったところにある「武蔵屋食堂」。

少し甘めのうどん出汁と中華麺がマッチし、安くて旨い！と、鳥取のご当地麺に。現在「武蔵屋食堂」を始め、鳥取市役所（すなば珈琲）や日本海自動車学校の食堂で食べることができます。（どちらも一般利用OK）　

鳥取麺巡りは、王道の素ラーメンでキックオフ！？

全国的にも珍しい牛骨スープを使った鳥取県のご当地ラーメン。

元々鳥取県西部にある中国地方最高峰の大山（だいせん）には日本三大牛馬市のひとつ博労座があり、往時、日本最大級と言われた牛馬市では多くの牛が売り買いされていました。地元にとって牛は身近な存在だったとか。また日本海を挟んで朝鮮半島も近く、半島の牛スープの影響もあって牛骨ラーメンは誕生したそうです。（諸説あり）

牛骨を沸騰させないで何十時間も煮込んで作る澄んだスープが特徴の牛骨ラーメンが鳥取市内でも味わえます。

同じ牛骨スープでもそれぞれに特徴があり、チャーシューにもお店の個性が現れています。

一度食べれば牛骨ならではコクと、さっぱりとした後味の虜になりますよ。

鳥取市には、なんと！ミシュランのビブグルマンに掲載されたラーメン店があるのをご存知でしょうか。鳥取市の浜村温泉にある淡麗鶏らーめん「ホットエアー」です。鹿野地鶏を使い、旨味調味料は使わないというオーナーのこだわりが詰まった渾身の塩ラーメンは、スープの凄さに圧倒されるほどの逸品です。

またあごだし、板わかめ、なみなみにこぼれそうなスープと言えば津ノ井にある「鳥人（ちょうじん）」。店主がこだわり抜いた珠玉のスープは日々進化中です。

その他にも屋台のラーメンそのままに懐かしさの中に旨味広がる「赤のれん」やお店オリジナルスープに魚介だしを加えたＷスープが自慢の「拉麺 本家夢屋」など目白押し。

ガツンと濃厚な豚骨醤油ラーメンなら鳥取大学前駅そばの「粋麺おっちゃんや」。学生街ならではのご飯と相性抜群のラーメンです。二郎系では「今を粋ろ」、「笑福」。二郎系をインスパイアした増し増しのボリューミーな姿に圧倒されること間違いなし。

また最近人気の担々麺でランチタイムは行列必至というのが「四川担担麵 蒼雲」。特に黒胡麻担々麺は黒ごまのコクと麻辣のハーモニーが絶妙です。

じっくり味わって自分のお気に入りを見つけてください♪

主に焼肉店で長く提供されてきたホルそば（ホルモン焼きそば）。各地にホルモン焼きそば・うどんは数あれど、鳥取のホルそばはミックスではなく牛のパイプ（小腸）のみが基本形。パイプとそれぞれのお店のタレとが相まって奏でる濃厚な味わいは鳥取のホルそばならでは。

元々ホルモンと野菜を炒めて提供していたものに、どうせなら焼きそばみたいに中華麺を入れてお腹いっぱいにしたいというリクエストから誕生したとか。（諸説あり）

孤独のグルメにも登場した「まつやホルモン店」を始め、「焼肉りき」、「御縁」など、市内に約３０店舗ほど提供しているお店があります。

さぁ、あなたはどのお店に行きますか？

気軽に楽しめる蕎麦といえば、JR鳥取駅構内の「砂丘そば」。駅にある立ち食いそば屋ですが、そこは鳥取ですからあごちくわ（トビウオが練り込まれたちくわ）が載っています。駅そばと侮るなかれ。味わい深い出汁は、駅を利用しなくても時々食べたくなる ある意味”鳥取の味”なのかもしれませんね。

蕎麦にこだわるなら、住宅街の中の一軒家「一止廬川口」。夜はコースのみというこだわりの深さ。

まちなか中心地にある「吾妻そば」。うどんも食べられ、気軽に立ち寄れるお店です。

うどん好きの方には「久松うどん はなしょう」がおすすめ。讃岐風の麺と関西風のまろやかな出汁は相性抜群です。山の手通りにあるので、観光の合間にも大変便利です！